雪の季節は、もう終わり。遠出する気力もなく、地元奈良の山々でも近くてキャンピングカーのアクセスも良いところと言えば限られる。
本来なら八経ケ岳まで行きたいのだが、今回はワンコ連れのため、とにかく、雪が残っているところまで行ければという一心で登り始めた。

出発時間もいつものように、予定を２時間以上も遅く、９時過ぎだったので、引き返しポイントを１２時までと決めて進んだ。

予想以上に、連日の高温のため、雪の気配すらなく、地面はすっかり乾燥していた。
１２時前に栃の辻に着いたので、もう一つの目標であった「天女の舞」まで行くことにした。急斜面を登ったら、そこから徐々に残雪が見られるようになった。登山道を外れて天女の舞に向かうと、さらに残雪が増え、北方面に視界が開けたところが目的地だった。

３人の置きザックが不思議だった。結局、休憩した１時間はご主人は帰らなかった。
残雪は氷化していたが、しばし散策。ワンコは、美味しそうに貪り食っていた。

キーンという鹿の警戒音。やや斜面だが大きな空間。北に広がる展望。風の強い日を避ければ、素晴らしいテン泊地だ。ベスパやワンコと、のんびりと、真冬の樹氷、春の新緑、秋の黄葉、オンシーズンに来るのも良いだろう。ピークに登らないが、山を楽しむトレッキングも増えていくことでしょう。

帰り道にある２件の道の駅で休憩しながらゆっくりと家路に着きました。