南紀熊野ジオパークをじっくり見る家族ツアー。今回は「すさみ町」のフェニックスクリフ。海岸の岩肌の地層が、こともあろうに、折り畳むように曲がっている。それを見るのがメインイベント。
それに加えて、かねてよりチェックしておいた地域の特産を食する。ベスパとワンコの珍道中。もちろん、夏なのでクーラーのないわが家のキャンカー「Alen」は暑すぎて道の駅では夜を過ごせない。そこで、草地で水辺沿いの環境の整った河川敷や湖畔のキャンプ場で夜を過ごすというもの。
初日の土曜日は、湯浅町で、チェック済の「かどや食堂」に行く予定が駐車場がわからず、もうひとつチェックしておいた「海ひこ」で、とっても柔らかい鰻丼と生しらす丼を食べる。
道中、大人気らしい「白崎海洋公園」と待望の「美浜のウィンドプロファイラー観測所」に立ち寄る。
夜は日高川河川敷のキャンプ場へ。出掛ける朝に「くるま旅クラブ会員」を名乗って当日予約。電源付きでもお安い。
管理された芝生、でっかい区画、河川敷なので設備グレードは高くはないがきれいに管理されている。記念の特製カップを頂いた。
昨夏からデビューしてる冷風扇が今シーズン初登場。電源付きでないと試せない。曇天だったので確かなことは言えないが、網戸にしてパワフル運転モードで何とかワンコに冷風を送れたと思われる。非力は否めない。
ジオパークは見所が多くて点在しているので一回あたりのポイントは限定した方がいいということで、午前は「志原海岸」、午後は「フェニックスクリフ」に絞る。
志原海岸は、凄い。ベスパの感動も大きいし、海岸に沿って歩くと自然の造形美に圧倒される。鷲の巣あり、海亀の死骸あり。
目玉のフェニックスクリフ❗️
4000万年頃前、太平洋プレートの沈み込みによって海溝の柔らかい堆積物が陸地に押し上げられて固まったものが沈下した所に堆積した地形で、まだ柔らかい泥と砂の層が強い圧力を受けて変形したらしい。⇒説明は下手くそ。
路駐、山道、アップダウンの海岸線。
場所は、ググルマップで近くのT字路を確認すること。道路沿いの空き地に停める。
山道はピンクテープが張り巡らされているので迷うことは少ない(小川を渡る箇所は左方向に直進)が、雨後に注意。急坂なので、ゆっくり確実な歩行が求められる。慎重にいけば、歩き慣れない方でも大丈夫だが、行ってみて無理そうならその場で引き返した方が良い。海岸線では、目的場所まで距離は短いが最後に潮が打ち寄せる所を超えるので満潮なら無理しない方が良い。最悪、怖くて渡れなくなる(帰れなくなる)恐れもある。
でも、一見の価値あり❗️事前に、なぜそうなったのかを学習した方が感動が大きくなる‼️
フェニックスクリフの前のお昼ごはんは、「すさみ食堂」。さんま寿司とイノブタ丼など。ケンケン鰹は旬を過ぎなかった。
かなり以前、熊野古道大辺路を歩いたとき立ち寄った記憶が甦る。近くの海岸で野宿したなあ。
帰路、道の駅に立ち寄りながら。